戸建てのベランダは、FRP防水で作られていることが多くあります。表面の色あせやはがれが気になってきたとき、「同じFRPで直すべきか、ウレタンにするか」は、よくご相談いただく内容です。
FRP防水の特徴
ガラスの繊維でできたマットを樹脂で固めて作る防水です。硬くて丈夫で、人が歩く場所に向いています。軽いので、木造のベランダによく使われます。一方で、硬いぶん、建物の動きが大きい場所や広い面では、ひびが入ることがあります。
ウレタン防水の特徴
液体の樹脂を塗って、継ぎ目のない防水の層を作ります。やわらかさがあり、複雑な形にもなじみます。今ある防水の上から重ねて塗れる場合が多いのも利点です。
今のFRPが傷んでいないなら、上から重ねられる
表面のトップコートがはがれていても、その下のFRPの層に浮きや割れがなければ、はがさずに上からウレタン防水を重ねる方法があります(密着工法)。
- 表面をけずって細かい傷をつけ、新しい材料がなじむようにする(目荒らし)
- 溶剤でふいて、油分と粉を取りのぞく
- 床と壁の境目をシーリングで処理する
- FRPの下地に合うプライマーを塗る
- ウレタン防水材を2回塗る
- トップコートで仕上げる
どちらを選ぶかの目安
- 今のFRPに浮き・割れがない → ウレタンを重ねる方法、FRPを重ねる方法のどちらも選べます
- 歩くことが多い・物をよく置く → 硬くて丈夫なFRPが向きます
- 形が入り組んでいる・費用を抑えたい → ウレタンが向くことが多いです
- FRPの層まで割れている・下地が傷んでいる → 下地から直す必要があります
当店では、状態を見たうえで、ウレタンとFRPの両方のお見積もりをお出しすることもあります。どちらの場合も、仕上げのトップコートは年数がたつと傷むため、定期的な塗り替えが長持ちのこつです。

